私は病気になりたいの!

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 世の中に望んで病気になりたい人って、いないと思うんですが、いるんですよ〜 家の母がそうです。

それも死なない程度とそんなに辛くない症状で、でも他人に言うと、驚きと同情を買えるくらいの重病度が必要なんです。そんな病気があると思います?で、名医による名手術を受け、奇跡の生還を遂げないと気が済まない。
今までも何度もたいした事がない病気ともいえない症状で、大騒ぎしてきました。多分、私が物心がついてからはずっと、何かしらの具合悪さを訴えていました。頭痛に始まり、今の私くらいの年になってからは、更年期だと言い、あちこちの病院へ行っていました。でも、いつも自己診断で完結。喘息だと言い、内科を受診したんですが、大人になってからの喘息は厄介だと言いますけど、母の場合はそれもよくわからないんです。本人はやたら苦しそうにするんですが、喘息で起こる喘鳴は聞いた事がありません。出された薬もそんなに強い薬ではありませんでした。なのに、なんだか自分の都合が悪い時に都合よく起こる発作。そしてその発作が起きている時は、やたら周囲の人間に当たり散らします。で、暫く病院にも通っていましたが、飽きたのかそのうち完治したという事で病院も行かなくなりました。次は大腸の検査でポリープが見つかり

内視鏡で取る事になったのですが、それを悪性癌が出来て手術する事になった、ステージ3だとか言って回っていました。親戚から

『お母さんから癌でステージ3って言われたけど、大丈夫なの?』

と、聞かれて驚きました。で、本人に癌じゃないのになんでそんな事言うの?と聞くと

『私は癌だよ!先生も癌だって言ったんだから!』

と、聞きません。で、内視鏡当日は特に問題なく終わったんですが、なぜか母の中では術後に大出血して、看護師さんが

『先生!大変です!』

と、走って来てストレッチャーに乗せられ、手術室に戻されたと・・・

う~ん・・・私も病院にいたんですが、そんな光景は見ていません。でも、母は私以外の人には、そう言っているんです。母は何度かポリープが出来て取っているんですが、その度にこの調子で、いつも大手術をしてきたかのように、言って回ります。一度は術中に執刀した先生が見学に来ていた研修生に

『これが癌だ!よく見ておけ!』

と、言ってるのが聞こえたと言うんです。麻酔で頭やられたか?そんなドラマみたいな事言う先生って今時いますかね?

なので、毎回病院へは必ず付き添い、私も先生の説明を聞いて、変な解釈をしないようにしているんですが。これは認知症の始まりか?と認知症検査も受けましたが、異常なしです。

多分、母はなにかしらの人格障害なんだと思います。ミュンヒハイゼン症候群の一種のような、自己愛性パーソナル障害なのかなと思われます。本人に自覚なしですけどね。とにかく、注目されたい、特別扱いされたい、いつも称賛されたいっていう、欲求だけで生きているような人です。

そういう母にとっては病気は大好物で、重病度が高ければ高いほど、テンションマックスになるんです。

去年は椎間板ヘルニアになったんですが、それも自分にとって都合の良い診断をしてくれ、自分が望むような治療をしてくれる病院を探して市内の4軒の整形外科に行きました。どこも診断結果は一緒で、リハビリとブロック注射を勧められるんですが、リハビリは地味で、インパクトが低いので却下。ブロック注射は良いかなと何度か受けました。でもあまり効果なしで、これもいまいちとなって、次は手術だと言い出しました。でも、ヘルニアと言われて半年も経っていないし、ヘルニアと言われてからあまり痛みを訴えていなかったのに、この頃は夜も眠れないと大騒ぎ。手術は診察している先生も年齢を考えるとリスクもありますからねと、あまり乗り気ではない様子。でも、とにかく母は手術、手術で聞きません。もう少し慎重にならないとと言う私とも何度も喧嘩になりました。おまけに困った事にらくらくホンを使って、得意の音声検索をして、あれこれ調べまくるようになってしまいました。で、あっちの県に凄い名医がいるらしい。こっちの病院は設備が凄いらしいと、全国各地の病院や専門医を調べて私に言ってきます。ネットの情報だし、分からないよと言っても

『あんたはお母さんの痛みが分からないの!それにヘルニアは名医にやって貰わないと駄目なんだって書いてあるんだよ!』

と、聞きません。そして母は隣県の大学病院に自分の眼鏡に適った、名医がいると言い出して、そこへ行くんだと言い始めました。でもそこまで行くには新幹線使って2時間以上ですよ。車で行くにも高速使って3時間以上でしょうか。現実的ではありません。大体、術後のケアだってあるのに、そこまで遠い病院へ行くほどの症状であると思えません。それを言っても聞き入れる母ではなく・・・なんとか私以外の親戚からも説得して貰って、隣の市の大学病院付属病院へ紹介状を書いて貰い、受診する事になりました。

結論から言うと、ここで母は手術し、今は痛みもなく順調に回復しています。手術して良かったとは思いますが、この病院へ入院するまでに、母はやらかします。

その話はまた次回に。

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