息するように返事をしておく

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 前夫の母親、私にとって姑になるのですが、独特の教育方針を持った人でした。

基本的には、放任で、ほぼ干渉しません。ある意味、放置に近かったのかも。自分でお店を持っていたので、昼夜働いて、何より仕事が好きな人でした。その辺は尊敬に値するんですが、家では甲斐性なしの舅を無視。食事の時も自分だけ台所へ篭って、舅の隣に絶対に座ろうとしません。私達が帰省した時も座ったと思っても、すぐに立ち上がり、台所へ行ってしまいます。理由を直接、聞いたわけではありませんが、要は舅の事が嫌いだったんでしょうね。そういう人なので、家にいる時間も子供達の躾や教育より、外へ出る事を優先しているようでした。

前夫は成績は良かったし、特に問題も起こした事もなかったので、姑にとっては育てやすい子供だったようです。反抗期らしきものもなかったと言っていましたから。

ただ、だらしのなさは尋常ではなく、整理整頓は大の苦手。というより、全く必要性を感じていない人でした。でも、姑はそういった面は全く気にならなかったらしく、注意もしなかったようです。

でも、学校へ行けば先生に、社会に出れば上司にその事を注意されますよね。

そういう時に、姑は前夫に

「息吸うように、返事しておけばいいんだよ。」

と、言っていたんです。怒ってる相手に言い訳しての仕方ない。とにかく、そこでは何も言わずに、息吸うように返事をして、別な事を考えていれば、そのうち終わるのだと・・・なんていうか、そこの反省や改善を促すアドバイスではなく、そう言ってしまうところが、この姑の厄介なところで・・・

とにかく、面倒な事を言ってくる人、自分のやりたい事を邪魔する人を嫌い、息子へもそう常々言っていたようです。

この姑、店の経営も順調でしたから、能力は高い人だったと思います。でも、何かが欠けているというか、何かあって相談しても、あまり真剣に聞いてくれる事はありませんでした。とにかく、そういう厄介事を持ち込まれる事を嫌います。

舅の事も嫌いだけれど、邪魔しなければOKと、割り切っているようで、必要以上の世話も焼かないし、興味もない。

なんていうか、家族全体がこの姑の考え方のように、個人主義という感じでした。

何か問題が起こっても、それは自己責任で、自分には関係ないと、それが親子であっても干渉しない人でした。

前夫は、それに凄く順応していたんだと思います。なので、ある意味では自立心旺盛で、逞しさもありましたが、何かが欠落しているんですよね。

多分、家族に対しての思いも希薄な人だったと思います。

子育ては、これが正解というものはないと思います。この姑のような子育ても正解なのかもしれません。ただ、私とは価値観の違いがあったんでしょう。

男の子はいずれ、自立して仕事をしていかなければいけません。

前夫のように、反省する事もなく、怒ってる相手に対しても、息するように返事してれば終わるさ、と思えたら、それはそれで、ストレスになる事もなく、生き易いのかもしれません。本当に、ゴキブリ並みの生命力で、生き抜く力は抜群だったと思います。

今も逞しく生きていると思います。

息子をどこでも生きていく力を持たせる事も必要な事だと思いますが、人に迷惑をかけない事も同じくらい大事だと、私は思います。

 

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